シュスワプ語

シュスワプ語
シュスワップ語
Secwepemctsín
話される国 カナダの旗 カナダ
地域 ブリティッシュコロンビア州
民族 シュスワップ族英語版
話者数 流暢に話すことが可能である話者は197人、semi-speakers は1千187人[1]
言語系統
セイリッシュ語族: Salishan
  • 内陸語派(: Interior
    • シュスワプ語
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-3 shs
消滅危険度評価
Definitely endangered (UNESCO)
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シュスワプ語(シュスワプご)またはシュスワップ語(シュスワップご、: Shuswap; 原語名: Secwepemctsín[2] /sxʷəpmxˈt͡sin/[3])とは、カナダ西部のブリティッシュコロンビア州で話されているネイティブアメリカンの言語の一つである。原語名の Secwepemctsín は民族名 Secwepemcシュスワップ族〉と -tsín 〈口〉の合成語である[3]

分布

シュスワプ語が話されている地域はブリティッシュコロンビア州であるが、その周囲では他の先住民語が話されている。南側では同じセイリッシュ語族内陸語派のリルエット語英語版(Lillooet; 原語名: St'at'imcets[4][5])やトンプソン語英語版(Thompson; 原語名: nɬeʔkepmxcín または Nlaka'pamux[6])、オカナガン語(Okanagan; 原語名: Nsilxcín または nsíylxcən[7])が話されているが、他の方位の諸言語は語族の分類すら異なり、それぞれ西はアサバスカ語族チルコティン語英語版(Chilcotin; 原語名: Tsilhqot'in[8])やキャリア語英語版(Carrier; 原語名: Dakelh[9])、北もアサバスカ語族のセカニ語英語版(Sekani; 別名: Tse'khene[10])、東はアルゴンキン語族ブラックフット語: Blackfoot)となっている[11]

方言

Kuipers (1974) はシュスワプ語の方言としてアルカリ湖英語版: Alkali Lake)方言やカニム湖英語版: Canim Lake)方言、シュガーケーン居留地英語版: Sugar Cane Reserve)方言、デッドマンズクリーク英語版: Deadman's Creek)方言などといった括りを用いているが、Lewis et al. (2015) や Hammarström (2016) などでは単純に西部方言(: Western)と東部方言(: Eastern)とに二分されているのが見られる。

歴史

シュスワップ族への民族学的調査は20世紀初頭にジェサップ探検隊英語版: Jesup North Pacific Expedition)のジェームズ・アレクサンダー・テイト英語版(James Alexander Teit)によって行われたものの、その言語についての研究の発展はライデン大学のクイパーズ(Aert Hendrik Kuipers (en[注 1]による1953年以降の3度にわたる調査を待たねばならなかった。クイパーズによる1974年のモノグラフは個別言語全体の記述が不足していたセイリッシュ語族に関して貴重な文献であった[3][注 2]。その後学界においては、Gardiner (1998) が話題(: topic)や焦点: focus)について研究し、また Lai (1998a, b) や Déchaine & Wiltschko (2003) が独立代名詞をDP仮説などを通して分析しているが、後者は他の複数の言語も跨いだものとなっている(参照: #統語論)。

2000年から公開されているウェブサイトFirstVoices英語版では他の様々なカナダの先住民言語と共にシュスワプ語の語彙や成句が音声つきで紹介されている。

正書法について

Lewis et al. (2015) はシュスワプ語について独自の正書法が採用されているとしているが、本記事の主要な典拠となっている Kuipers (1974)において見られる綴り方と先述の FirstVoices において見られる綴り方には差異が認められる。このうち FirstVoices におけるものは Lai (1998a:131) に示されたものと部分的に共通するところが見られる。以下では Kuipers (1974) と Lai (1998a) とを比較し、特に差が顕著であるものを挙げる。

Kuipers (1974) Lai (1998a:131)
kw
c ts
qw
ts'
ʔ 7
x c
cw
x
x̌° xw
γ r
ʕ g
ʕ° gw
γ̓ r'
ʕ̓° gw'

音韻論

子音

大島(1989a)や Maddieson (2013) が評価したように、シュスワプ語の子音の種類は非常に豊富で、放出音p̓、t̓、c̓、k̓、k̓°、q̓、q̓°)や声門化された共鳴音m̓、n̓、l̓、y̓、γ̓、ʕ̓、ʕ̓°、w̓)が見られる。子音の一覧は以下の通りである。見やすさを考慮し、資料の違いによる表記揺れ等に関する情報は各欄に設けた注にて説明を行っている。

シュスワプ語の子音一覧[12]
唇音(labial) 歯音(dental) 歯側面音(dent.-lateral) 歯硬口蓋音(dent.-palatal) 口蓋音(palatal-velar) 軟口蓋音(velar) 口蓋垂音(uvular) 喉頭口蓋垂音(laryngal-uvular) 喉頭音(laryngal)
軟口蓋化
(velarized)
円唇化 円唇化 口蓋垂化(uvularized)
円唇化 円唇化
阻害音(OBSTRUENTS) 破裂音(plosives) p t c[注 3] k [注 4] q [注 5]
声門化 [注 6] [注 7] [注 8] [注 9] k̓°[注 10] [注 11] q̓°[注 12] ʔ[注 13]
摩擦音(fricatives) λ[注 14] s x [注 15] [注 16] x̌°[注 17] h
共鳴音(RESONANTS) 鼻音および流音(NASALS and LIQUIDS) m n l[注 18]
声門化 [注 19] n̓ l̓[注 20]
わたり音(GLIDES) y γ ʕ ʕ°[注 21] w
声門化 [注 22] γ̓[注 23] [ʕ̓] ʕ̓°[注 24] [注 25]

上表のうち、c、、s の3つについては実際の発音において [c s] から [č č̓ š] までの揺れが見られる[13]

母音

母音の一覧は以下の通りである。ただし i、u は強勢のある音節のみに、ə は対照的に強勢のない音節のみにしか現れず、また ʌ は極めてまれにしか見られない[14]

シュスワプ語の母音一覧[12]
前舌 中舌 後舌円唇
狭母音 i u
中段母音 e (ʌ) ə o
広母音 a

強勢

長い単語の場合、その中の1音節にのみ強勢が置かれる[15]。強勢の無い音節の母音は弱化したり消失したりする(例: səxʷep- : sxʷəp- 〈シュスワプ〉[3])。

文法

シュスワプ語には一人称単数複数二人称単数・複数、三人称の区別が見られるが、このうち一人称複数には更に聞き手を含める包含: inclusive)と聞き手を含めない除外: exclusive)の違いが存在する。この包含と除外の区別はセイリッシュ語族の言語の中ではシュスワプ語にしか見られないものである[16]。こうした人称の区別は名詞の所有形や動詞の活用に現れる。

形態論

シュスワプ語の主な語構成の方法は、重複によるものと接辞によるものの2つである[3]。Dryer (2013a) は Kuipers (1974:passim) から、シュスワプ語の屈折変化において接頭辞が関わる傾向と接尾辞が関わる傾向とは同じ程度であると判断している。

シュスワプ語に限らずセイリッシュ語族の言語は動詞と名詞の区別がつけにくいとされている[17][16]が、その原因はある1つの語根が場合によって名詞を表したり、〈…である〉という状態を動詞を表したりすることにある。このうち後者を指して「叙述名詞」と呼称する例も見られる[3]

以下ではシュスワプ語において見られる重複について説明した後、接辞絡みの現象については明解さを期すために、敢えて一般的な括りの品詞分類という切り口から述べていくこととする。

重複(法)

シュスワプ語には様々な種類の重複英語版: reduplication)が見られる[18]。たとえば動詞や名詞の複数性を表すための全体重複(: total reduplication)や指小化を表す子音重複(: consonant reduplication)などである。このうち子音重複はもともと一人称単数の謙遜を表すためのものと思われ、デッドマンズクリーク方言ではまれである一方、カニム湖方言やアルカリ湖方言では義務的ではないものの当たり前のように見られる[19]

名詞

所有

所有は名詞に以下のような人称・数を表す専用の接辞を付加したり不変化詞を加えることにより表現される[20]。一人称複数除外形は名詞に三人称の接尾辞 -s が付加され、その前後のいずれかに不変化詞 k°əx°が置かれることとなり、また三人称は s の後では -c となり、それ以外の場合は -s となる。

所有を表す接辞や不変化詞[20]
単数 複数
一人称 包含 n- -kt
除外 -s + k°əx°
二人称 ʔ- -mp
三人称 -s/-c

実際の所有表現の例として citx° 〈家〉を挙げると以下のようになる。γ は絶対格の定冠詞である(参照: #冠詞#格)。また先述のように一人称単数形には子音重複が見られるという点に留意されたい。

citx° の所有形[20]
単数 複数
一人称 包含 γ-n-cictx° γ-citx°-kt
除外 γ-citx°-s k°əx°
または
k°əx° γ-citx°-s
二人称 γ-ʔ-cictx° γ-citx°-mp
三人称 γ-citx°-s

代名詞

シュスワプ語の独立代名詞に関しては、同じセイリッシュ語族の言語であるハルコメレム語のそれや日本語の「彼」・「彼女」とは異なる性質を持つとする研究が存在する。詳しくは#統語論における代名詞を参照されたい。

独立代名詞

Kuipers (1974:59) では「人称直示体系」(: personal deixis)と呼称されている体系が存在するが、これは Lai (1998a:132) では独立代名詞として読み取られている。本節では以下、Kuipers (1974) における表記を左側、Lai (1998a) における表記を右側に併記して説明を進めることとする。いずれの独立代名詞も特定の語幹に所有接辞(参照: #所有)を組み合わせるという構造は共通しているが、その語幹は一人称単数のみ -céwe / tse というもので、他は (-)nwiʔ(-) というものが基本となっている。更に、数が複数である場合には wλ- / wll- という接頭辞が付加される。各独立代名詞は以下の表の通りである。なお、一人称単数には子音重複が見られる場合があるという点に留意されたい。また、Lai (1998a) の方はグロスも付しているため、併せて参考とされたい。

シュスワプ語の独立代名詞
Kuipers (1974:59) Lai (1998a:131)
正書法表記 グロス
単数[注 26] 一人称 n-céwe / n-cecwe(ʔ) n-tse.ts-we7 1sg.poss-tse(redup)-deic
二人称 ʔ-nwiʔ 7-enwi7 2sg.poss-emph
三人称 nwiʔ-s newi7-s emph-3sg.poss
複数 一人称 包含 wλ-nwiʔ-kt wll-enwi7-kt pl-emph-1pl.incl.poss
除外 wλ-nwiʔ-s k°əx° wll-enwi7-s-kucw pl-emph-3sg.poss-excl
二人称 wλ-nwiʔ-mp wll-enwi7-mp pl-emph-2pl.poss
三人称 wλ-nwiʔ-s wll-enwi7-s pl-emph-3sg.poss

動詞

シュスワプ語においては叙述名詞と自動詞を表すための体系は共通している一方、他動詞の活用の体系はこれらとは全く異なるものとなっている。

自動詞と叙述名詞

自動詞ならびに叙述名詞は以下のような要素を加えることにより活用が行われる。なお、三人称に数の区別は存在しない[21]

自動詞に付加される要素[21]
単数 複数
一人称 包含 -k-n -k-t
除外 + k°əx°[注 27]
二人称 -k -k-p
三人称 (-ək°e)[注 28]

自動詞の実際の活用の例として cut- 〈意図する〉を挙げると以下のようになる。なお先述のように、一人称単数では子音重複が発生する点に留意されたい。

cut- の活用[21]
単数 複数
一人称 包含 cuct-kn cut-kt
除外 cút k°əx°
二人称 cut-k cut-kp
三人称 cút(-ək°e)

また叙述名詞の例としては以下のようなものが挙げられる[21]。自動詞と同様に一人称単数形には子音重複が見られる点に留意されたい。

  • səx°éx°pmx-kn 〈私はシュスワップ族である〉[注 29]
  • səx°épmx-k 〈あなたはシュスワップ族である〉
他動詞

他動詞には基本的に目的語と主語を表す接尾辞がつく。以下はその一覧であるが、斜線で区切られている2通りのうち左側は強勢なし、右側は強勢ありの場合の形であり、また目的語接尾辞の一人称単数形は唇音(p、p̓、m、m̓)の前で -c(é)l-、それ以外の場合は -c(é)m- となる[22]

他動詞に付加される接辞[22]
目的語 主語
単数 複数 単数 複数
一人称 包含 -cm-, -cl- / -cém-, -cél- -l- / -él- 一人称 包含 -n / -én (受動形と同形となる。後述)
除外 + 不変化詞 k°əx°(接尾辞の付加はなし) 除外 + 不変化詞 k°əx°
二人称 -c- / -cí- -lm- / -úlm- 二人称 -x / -éx -p / -ép
三人称 接尾辞の付加なし 三人称 -s / -és-

直説法の場合、他動詞には「動詞本体 + 他動詞化接尾辞(-t-、-nt、-st- のいずれか) + 目的格接尾辞 + 主格接尾辞」という構造となる傾向が見られる[23]。他動詞には語幹に強勢が置かれるタイプのもの(例: pic̓- 〈搾る〉)と接尾辞に強勢が置かれるタイプのもの(例: lx̌- 〈告げ口する〉)とが存在し、以下はその2つの活用表である。一人称複数が二人称要素と共起する場合は必ず除外を表すという点[24]、またカニム湖方言、アルカリ湖方言、シュガーケーン居留地方言では一人称単数が絡むもののうち一部に子音重複が見られる[22]という点にも留意されたい。

pic̓- の活用(直説法 (能動))[25]
目的格
一人称 二人称 三人称
単数 複数 単数 複数
包含 除外
主語 一人称 単数 - píc̓-n-c-n píc̓-nt-lm-n pípc̓-n
複数 包含 - píc̓-nt-m
除外 píc̓-n-c-t píc̓-nt-lm-t píc̓-nt-m k°əx°
二人称 単数 pípc̓-n-cm-x - 未検証 - píc̓-n-x
複数 pípc̓-n-cl-p 未検証 píc̓-nt-p
三人称 pípc̓-n-cm-s píc̓-nt-l-s píc̓-n-s k°əx° píc̓-n-c-s píc̓-nt-lm-s píc̓-n-s
lx̌- の活用(直説法 (能動))[25]
目的格
一人称 二人称 三人称
単数 複数 単数 複数
包含 除外
主格 一人称 単数 - lx̌-n-cí-n lx̌-nt-úlm-n lx̌-ntétn
複数 包含 - lx̌-nt-ém
除外 lx̌-n-cí-t lx̌-nt-úlm-t 未検証
二人称 単数 lx̌-n-cécm-x - 未検証 - lx̌-nt-éx
複数 lx̌-n-cécl-p 未検証 lx̌-nt-ép
三人称 lx̌-n-cécm-s lx̌-nt-él-s 未検証 lx̌-n-cí-s lx̌-nt-úlm-s lx̌-nt-és

また、受動形の構成は「語幹 + 他動詞化接尾辞 + 目的格接尾辞 + -m/-ém または -t/-ét」であるが、実はこれは直説法において一人称複数を主格とする形(上の2つの活用表のうち赤背景で示されたもの)と同じ構造である[24]。つまり、シュスワプ語においてはたとえば lx̌-n-cí-t という形の動詞は〈私たちがあなたのことを告げ口する〉と〈あなたは告げ口される〉の2通りに解釈され得る。Kuipers (1974:48) に記載があるもののうち、二人称や三人称を主格とするものは上の直説法(能動)の活用表に示した通りであるが、一人称を主格とするものは未紹介であるため、以下に掲載することとする。

  • 一人称:
    • 単数: pípc̓-n-cl-m; lx̌-n-cécl-m
    • 複数:
      • 包含: píc̓-nt-l-t; lx̌-nt-él-t
      • 除外: lx̌-nt-ém k°əx°
命令

自動詞の命令形は主体が単数の場合 -e または -x-e を後ろにつけるが、直前の要素の最後が母音または声門閉鎖音で終わる場合には必ず -x-e の方となる。また、主体が複数である場合には x°-y-e を後ろにつける[26]

[26]:

  • ʔəmút-(x-)e - (お前は)座れ!
  • p̓eʔíl̓e-x-e - (お前は)子供をおんぶしろ!
  • stéʔ-x°-y-e - (お前らは)飲め!

他動詞の命令形は -e(主体が複数の場合は-y-e )で終わる形式となり、-y-e の直前に軟口蓋音が存在する場合その軟口蓋音は唇音化される[24]pic̓-lx̌- を例にとると以下のようになるが、後者のように接尾辞に強勢が見られ、かつ他動詞化接尾辞に -nt- を用いるタイプの動詞においては -ék という接尾辞が付加される点[24]、直説法同様に一人称単数が目的格となる形には子音重複が見られるという点などに留意されたい。

pic̓- の活用(命令法)[25]
目的格
一人称 三人称
単数 複数(除外のみ)
主格(二人称のみ) 単数 pípc̓-n-cm-e / pípc̓-n-cm-x-e píc̓-nt-e k°əx° píc̓-nt-e
複数 pipc̓-n-cl-m-y-e pic̓-nt-ye k°əx° / pic̓-nt-p k°əx° pic̓-nt-y-e
lx̌- の活用(命令法)[25]
目的格
一人称 三人称
単数 複数(除外のみ)
主格(二人称のみ) 単数 lx̌-n-cécm-e / lx̌-n-cécm-x-e 未検証 lx̌-nt-ék-e
複数 lx̌-n-cécl-m-y-e 未検証 lx̌-nt-ék°-y-e
否定

シュスワプ語における否定表現には全般的に taʔ 〈事実ではない〉が関わっている。まず、基本的には taʔ の後に冠詞 k を置き、更にその後に否定される要素を名詞化したものがくる構造となる[27]

  • 例: táʔ x°um k-n-s-néns[27]
グロス: neg 全く abs-1sg.poss-nmlz-行く[3]
訳: 「私は絶対に行ったりしない」

また否定表現には以下のように t̓γiʔ という直示的な(: deictic)要素が伴われる場合もある[28]

  • 例: táʔ (t̓γíʔ) k-s-q°əníməqλs[29]
グロス: neg1 (neg2) abs-nmlz-蚊
訳: 「それは蚊(など)ではない」

ただし〈…は存在しない〉という表現を行う際には、否定される要素の名詞化は起こらない[30]

  • 例: táʔ t̓γíʔ k-q°əníməqλ[30]
グロス: neg1 neg2 abs-蚊
訳: 「蚊などはいない」
時制

時制に関しては、Dahl & Velupillai (2013a, b) は Bybee et al. (1994) を根拠として、過去時制も屈折変化による未来時制も見られないとしている。しかし Kuipers (1974:57) は、直示体系(: deixis)のうち〈現存しないもの〉を表す luʔ を文中に用いれば、その文はほぼ英語における過去時制の文に対応するものとなる旨を述べている。Gardiner (1998) も焦点などについての探究の過程で、以下のように luʔ を不変化詞として含む文を用いている。

  • 例: γ-John luʔ l-m-wik-t-ø-s
グロス: det-ジョン ptl det-perf-見る-trans-3obj-3sbj
訳: 「彼が見たのはジョンであった。」

前接的要素

Kuipers (1974:74) では前接的要素(: proclitic elements)として冠詞前置詞、それにを表す不変化詞 m- などの存在が挙げられている。

「冠詞」

Kuipers (1974:57) では冠詞とも称される5種類の前接的不変化詞[注 30]: proclitic particles)に触れられているが、これは絶対格: absolutive)と関係格(: relative)、定[注 31]: actual-determinate)と不定[注 31]: hypothetical indeterminate)で形が異なり、更には絶対格の定のうち現存(: present)と不在(: absent)との間にも区別が認められる。

シュスワプ語の「冠詞」[31]
不定
現存 不在
絶対格 γ l k
関係格 t / tk / t̓k(まれに tkeʔ

なお、Lai (1998a:132) は Kuipers (1974) からの引用として上表とほぼ同じ構造のものを掲載しているが、パラダイムの呼び名は「限定詞」(: determiner)としており、更に絶対格は「直接」(: direct)、関係格は「斜格」(: oblique)と呼びかえている上、不定に属する2種類には新たに「非現実」(: irrealis)という属性も付与している。

また、Kuipers (1974) より後に発表されたシュスワプ語研究のグロスにおいては、絶対格の γl は Gardiner (1998) や Lai (1998a)(γ に該当するものは re 表記)で「限定詞」、また関係格 t に該当するものはGardiner (1998) で 、Lai (1998a) で te 表記と揺れは見られるもののいずれにおいても「斜格」として扱われている。

2種類の格の詳細については#格を、一部冠詞の用法については#否定を参照されたい。

セイリッシュ諸語においては、述語となる要素は基本的に冠詞はとらない[32]

「前置詞」

シュスワプ語の前置詞としては n- 〈…上(へ)〉あるいは〈…の中(へ)〉、mt̓- / mt- 〈…と(共に)〉が見られる[33]

統語論

先の#冠詞にも見られるように、シュスワプ語では絶対格(: absolutive case)と関係格(: relative case)という2種類のが区別される。

絶対格

まず絶対格は叙述名詞[注 32]や自動詞、他動詞の主語、また他動詞の目的語を表す[34]

  • 例: wíst γ-cítx°[35]
グロス: 高い abs-家
訳: 「家が高くそびえ立っている」

また、絶対格は所有表現の2番目の要素としても現れる。

  • 例: cítx°-s γ-k°úk°py̓[35]
グロス: 家-3poss abs-首長
訳: 「首長の家」

この例では「被所有物-所有者」の語順となっており、Dryer (2003e) はこの例が含まれている Kuipers (1974:78) のほか p. 95 も根拠として、属格と名詞との順に関しては、シュスワプ語では「名詞-属格」の順が優勢であるとしている。しかし、p. 78 にはそれとは対照的に以下のような「所有者-被所有物」の順の例も挙げられている。

  • 例: t-k°ósw γ-sq̓°éx̌t-s
グロス: rel-豚 abs-足-3poss
訳: 「豚の足で/と共に」すなわち「ハム」
関係格

一方の関係格の用法は多岐にわたるものとなっている。まず、限定的表現を用いた際に被修飾語の前に付加される用法が挙げられる[35]

  • 例: wíst t-cítx°[35]
グロス: 高い rel-家
訳: 「高くそびえ立つ家」

また、関係格は自動詞の目標・目的語(: goal-object)を示すためにも用いられる[35]

  • 例: m-ck°néməs t-cít̓[35]
グロス: ptl-取る.3sbj rel-ピッチ
訳: 「彼はピッチを手に取った」

更に、受け身の動詞が存在する場合、動作主を関係格、主語となる被動者を絶対格で表す。

  • 例: m-cúntməs γ-sq°yíc t-x̌°ʕ°élmx[35]
グロス: ptl-教えられる abs-兎 rel-狐
訳: 「兎は狐に教えられた」

語順

シュスワプ語の語順に関しては、動詞が他の要素に先行するとしている資料が散見される。

まず Kuipers (1974:77)[注 33] は語順の制限は厳格では無いが通常は述語類が文頭にくると述べており、Dryer (2013c, d) は同ページから「動詞-主語」、「動詞-目的語」の順が優勢と読み取っている。更にDryer (2013b) は Kuipers (1974:passim) から、シュスワプ語において優勢な語順は VSO もしくは VOS であると判断している。

一方 Lai (1998b) は Abney (1987) のDP仮説(: DP Hypothesis[注 34]に則りつつ、シュスワプ語においては限定詞句の表示は必ずしも義務的ではないことを前提とした上で、仮にいくつかの限定詞句が表示された際に最もありふれた語順であるのは SVO と VSO であり、VOS の順については述部より後の名詞類の語順が自由であるため有り得ると述べるに留めている。

統語論における代名詞

Déchaine & Wiltschko (2003) においては、代名詞: pronoun)はその名称とは裏腹に実際には少なくとも3つの型に分けられると提唱されている。その3つとは限定詞句型(: pro-DP)、名詞句型(: pro-NP)、左2つのいずれでもないもの(: pro-φP)であるが、このうちの pro-φP 型の例としてシュスワプ語の独立人称代名詞が挙げられている。以下では、限定詞句型に分類されたハルコメレム語英語版(Halkomelem)の独立人称代名詞と、名詞句型に分類された日本語の「彼」・「彼女」とどの様な点において異なっているかを比較も交えて説明することとする。

まず、ハルコメレム語はシュスワプ語と同じセイリッシュ語族の言語で、[注 35]を述語への接語や代名詞接辞によって表示する主要部標示(: head marking)型言語である[38]点もほぼ共通しているが、ハルコメレム語の場合は以下の文のように独立代名詞が冠詞のような働きもしていると見做すことが可能である[39]

(1)    ハルコメレム語(Galloway 1993: 174)[39]
Tl'ó-cha-l-su  qwemcíwe-t  [thú-tl'ò q'ami]arg 
それから-fut-1sg.sbj-so  抱きしめる-trans  det.fem-3.indep 少女 
そういう訳なので、私はあの娘を抱きしめてやるのだ。

一方、シュスワプ語の場合は以下の文例のように独立代名詞の前に限定詞が現れているため、独立代名詞は限定詞句型ではないと見ることが可能である[40]

(2)    シュスワプ語(Lai 1998a: 28)
[Wi.w.k-t-ø-en]pred  [re n-tsétswe7]arg 
見る(redup)-trans-3sg.obj-1sg.subj  det 1sg.indep 
私は彼を見た。

さて、日本語の「彼」(や「彼女」)の場合は以下の通り、前に形容詞や所有代名詞指示代名詞を取ることが可能で(Kuroda 1965: 105; Noguchi 1997: 777)、その統語的特徴は名詞のものであるといえる[41]

(3) 日本語  a.  小さい  彼 
小さい彼
(3) 日本語  b.  私-の  彼 
私-gen  彼 
私の彼氏
(3) 日本語  c.  この  彼 
この彼

しかしシュスワプ語の場合、以下に挙げるように名詞を複合的な名詞的述語(: complex nominal predicate)の一部とすることは可能であるが、独立代名詞を複合的な名詞的述語の一部として用いることは不可能であると Lai (1998a) は見ており、従ってシュスワプ語独立代名詞の性質は名詞的なものでもないと結論づけることが可能である[40][注 36]

(4) シュスワプ語(Lai 1998a: 41)  a.  [Yirí7 te sqélemcw]  wí.w.k-t-sem-s 
deic obl 人  det  見る(redup)-trans-1sg.obj-3sg.sbj 
私を見たのはこの人だ。
(4) シュスワプ語(Lai 1998: 41)  b.  *[Yirí7 te newí7-s wí.w.k-t-sem-s 
deic obl 3sg.indep  見る(redup)-trans-1sg.obj-3sg.sbj 
私を見たのはこの彼だ。

以上により、Déchaine & Wiltschko はシュスワプ語の独立代名詞は限定詞句的でも名詞句的でもないものと結論づけている。なお、シュスワプ語の独立代名詞は述語(5a.)と項(5b.)いずれの機能も果たし得る[42]

(5) シュスワプ語  a.  (Lai 1998a: 28)
[Newí7-s]pred  [re wík-t-ø-m-s]arg 
3sg.indep  det 見る-trans-3sg.obj-pst-3sg.sbj 
彼/彼女を見たのは彼だ。
(5) シュスワプ語  b.  (Lai 1998a: 60)
[wi.w.k-t-ø-en]pred  [newí7-s]arg 
見る(redup)-trans-3sg.obj-1sg.sbj  3sg.indep 
私は彼を見た。

脚注

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注釈

  1. ^ なお、クイパーズはシュスワプ語の本調査(1968年–70年)に取りかかる以前の段階で、同じセイリッシュ語族のスクォミッシ語英語版(Squamish)についての記述も行い[3]、1967年に刊行させている。
  2. ^ なお、トンプソン語についてはローレンス・C・トンプソン(Laurence C. Thompson)とM・テリー・トンプソン(M. Terry Thompson)が1992年に The Thompson Language、リルエット語についてはヤン・ファン・アイク(Jan van Eijk)が1997年に The Lillooet Language: Phonology, Morphology, Syntax と、それぞれ個別言語の文法に関する著作を発表している。
  3. ^ 音声表記は大島(1989a)によると [ts] であるが、Lai (1998a:131) によれば破擦音の一種 /tʃ/ である。
  4. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では と表記されている。
  5. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では と表記されている。
  6. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では p' と表記されている。
  7. ^ 大島(1989a)では t' と表記されており、実際の音声は [tɬˀ, tˀ] であるとされている。Lai (1998a:131) は t に対応する声門化音の欄を空欄としており、正書法で t' と示される音素は声門化された側面破擦音英語版: glottalized lateral affricate)という音素であるとしている。
  8. ^ 大島(1989a)では c' と表記されており、Lai (1998a:131) は IPA歯茎破擦音: alveolar affricate/ts/ であるとしている。
  9. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では k' と表記されている。
  10. ^ 大島(1989a)では k'ʷ、Lai (1998a:131) はIPAで /kʷʼ/ と表している。
  11. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では q' と表記されている。
  12. ^ 大島(1989a)では q'ʷ、Lai (1998a:131) はIPAで /qʷʼ/ と表している。
  13. ^ 大島(1989a)によると実際の音声は [ʔ, ʕˀ] である。
  14. ^ 大島(1989a)によると音声表記は [ɬ] であるが、Lai (1998a:131) はこの IPA に対応する正書法表記を ll としている。
  15. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では と表記されている。
  16. ^ 大島(1989a)では と表記されており、実際の音声は [χ] であるとされている。
  17. ^ 大島(1989a)では x̣ʷ と表記されている。
  18. ^ l は Lai (1998a:131) においては側面音: lateral)扱いである。
  19. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では m' と表記されている。
  20. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) ではそれぞれ n'、l' と表記されており、後者において l' は側面音扱いとされている。
  21. ^ 大島(1989a)や Lai (1998a:131) では ʕʷ と表記されている。
  22. ^ 大島(1989a)では y' と表記されている。
  23. ^ 大島(1989a)では γ' と表記されている。
  24. ^ 大島(1989a)では ʕ'ʷ、Lai (1998a) は /ʕʷʼ/ であるとしている。
  25. ^ 大島(1989a)では w' と表記されている。
  26. ^ Kuipers (1974:59) では、単数のものは冠詞 γ-、t- のみが前に現れたものが録音されたとしている。
  27. ^ これは動詞の後に置かれる不変化詞である。
  28. ^ これは接語である。
  29. ^ なお、Lai (1998b) においては全く同じ意味の表現が Secwécwpemc-ken と表記されている。
  30. ^ 学術用語集 言語学編』による。大島(1989a)では「前倚辞化した小詞」と訳されている。
  31. ^ a b 大島(1989a)における訳に基づく。
  32. ^ Kuipers (1974:77) では「名詞的述語」(: nominal predicate)と表現されている。
  33. ^ なお、このページには既出の「兎は狐に教えられた」の文も例として挙げられている。
  34. ^ DP とは Determiner Phrase、つまり限定詞句を意味する略語である。限定詞句とは、たとえば名詞句に限定詞が含まれている場合に、その限定詞を名詞句の主要部(被修飾語)と見做す考え方であり、このアプローチは1980年代半ばから普及しているものである[36]。「限定詞」あるいは「限定辞」(: determiner)の定義は様々であるが、Matthews (2009a) は英語の定冠詞や不定冠詞、指示詞、所有代名詞を例に挙げており、Matthews (2009b) における限定詞句の例も英語の定冠詞 the を用いたものとなっている。
  35. ^ 1つの動詞、つまり1つの述語が必要とする他のあらゆる統語要素のこと[37]。「主語」や「目的語」も項の一種である。
  36. ^ なお、Déchaine & Wiltschko (2003) は日本語の「彼」の分布を項と述語の2択では述語の方であるとしている。

出典

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参考文献

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関連文献

関連項目

外部リンク