スペインワイン

スペインワインは、スペインで生産されるワインである。

概要

スペインは、イタリアフランスに続く世界第3位のワイン生産国である。ブドウの作付面積では世界第1位となっているが、他の作物と一緒に植えられる場合も多く、作付面積の割に生産量は少ない。国土は地中海性気候が広がっておりワインの生産に適しているが、地域によって地形や気候に変化があるため多様なワインができる。

スペインのワインで良く知られているのは強化ワインシェリーであろう。赤ワインは、経済発展の遅れもあり、1970年代頃までは注目されてこなかったが、近年ではリオハリベラ・デル・ドゥエロが良質なワインの産地として知られている。カタルーニャ地方ではカバと呼ばれる発泡ワインが生産されている。カバはシャンパンと同じくらい古い歴史を持つワインで、本格シャンパンと同じ方式である瓶内二次発酵で生産される。

ブドウの品種としては、赤はテンプラニーリョがリオハの主品種として使われている。他にはマズエロ、ガルナッチャ・ティンタ、グラシアーノなどがブレンドされることもある。シェリーの主要品種としてはパロミノが用いられる。白はヴィウラ、ガルナッチャ・ブランカ、マルヴァジーアなどが生産されている。他にも土着の品種なども多く、品種の数は数百にのぼる。

大手のメーカーとしてはカタルーニャのトーレス社が知られている。カバはコドルニウ社、フレシネ社、カステルブランチ社の3大メーカーが大部分を生産しており、フレシネ社のカバは日本にも多く輸入されている。

原産地呼称制度

スペインのワインの原産地呼称制度 (Denominación de origen) はフランスの制度を模して1932年に創設された。2006年現在、リオハが唯一のDOCa (Denominación de Origen Calificada) 呼称を有し、他に64の地域DO (Denominación de Origen) と、特別DOのカバがある。

主な生産地域

カタルーニャ地方
ペネデスでカバの大部分が生産されている。他にはタラゴーナなど。
エブロ川流域地方
スペインを代表するワイン産地リオハのある地方である。リオハのワインはテンプラニーリョ、マズエロ、ガルナッチャ・ティンタ、グラシアーノの4品種のブドウのみから生産される。古くからワイン作りが行われてきたが、1870年代にボルドーでフィロキセラの害が広まったときに多くの作り手がこの地に移住し、品質を向上させたと言われる。
カスティーリャ・イ・レオン地方
リベラ・デル・ドゥエロの赤、特にウニコが有名。他にルエダの白が知られる。
カスティーリャ・ラ・マンチャ地方
生産量が多く、ラ・マンチャなどが大産地として知られる。
アンダルシア地方
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ酒精強化ワインシェリーが有名。

参考文献

  • 梅田悦生 (著), 『ソムリエ試験実戦対策講座〈2006年版〉―ソムリエ、ワインアドバイザー、ワインエキスパートをめざす人へ』, 時事通信出版局, ISBN 4788705710

外部リンク

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