三嶋大社

三嶋大社
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拝殿(重要文化財)
所在地 静岡県三島市大宮町二丁目1番5号
位置 北緯35度7分20.8秒
東経138度55分7.7秒
主祭神 三嶋大明神
大山祇命積羽八重事代主神ほか3柱の総称)
社格 式内社名神大
伊豆国一宮
伊豆国総社
官幣大社
別表神社
本殿の様式 三間社流造
例祭 8月16日
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大鳥居

三嶋大社(みしまたいしゃ)は、静岡県三島市にある神社式内社名神大社)、伊豆国一宮総社旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社

東国を中心に、一部九州の三島神社とも関係があり、伊予大三島大山祇神社と共に三島神社の総本社として崇拝されている。

祭神

祭神は以下の5柱。三嶋大明神と総称される。

主祭神
  • 大山祇命 (おおやまつみのみこと)
  • 積羽八重事代主神 (つみはやえことしろぬしのかみ) - 一般には「事代主神」として知られる
配神
  • 阿波神 - 三嶋明神の后
  • 伊古奈比咩命 - 三嶋明神の后
  • 楊原神

三嶋大明神の本体は、鎌倉時代の『東関紀行』や南北朝時代の『神道集』などに記述があるように伊予国大三島大山祇神社に関係があるとして、古くは大山祇神とする説が有力であった。一方、平田篤胤は『二十二社本縁』の賀茂社条にて事代主神説を唱え、これに従って明治6年(1873年)祭神を事代主神に改めた。しかし、大山祇神説・事代主神説ともに定説とはなりがたく、また二神とも当地と因縁が深いため、昭和27年(1952年)に現在の二神同座に改めた。

歴史

創建は不詳だが、三宅島(現 富賀神社)→下田・白浜海岸(現 伊古奈比咩命神社)→大仁町(現 広瀬神社)→現在地と遷宮した伝承がある。それ以前については、東関紀行に『伊予の三島大明神を勧請した』と記述があり、明治時代に祭神が変更されるまでは大山祇神社から勧請されたとするのが一般的であった。三嶋大社自身は創建時期、由緒ともに不明としている。

延喜式神名帳』には「伊豆国賀茂郡 伊豆三島神社」として記載される。『延喜式』が書かれた平安時代初期には賀茂郡の下田・白浜海岸に正妃・伊古奈比咩命を祀る神社に隣接していた[1]

現在の三嶋大社は、平安中期以降に田方郡の国府近くに新宮として分祀されたとされる。現在地には元々若宮八幡があったが、三島明神が若宮八幡に「藁一把分の土地を譲ってくれ」と言い、若宮八幡がそれくらいならと了承すると、三島明神は藁の束を解いて輪にし、若宮八幡の広大な敷地を囲んで占有してしまったという伝承がある。現在、若宮八幡は三島市西若町にあるが、そのために三嶋大社に背を向けて建ったという(現在は三島大社と同じ南向き)。

源頼朝は伊豆流刑時代から当社を崇敬し、鎌倉幕府成立後は伊豆山・箱根とともに当社を重んじた。中世以降は武家・庶民の信仰を集め、「三島暦」を発行して全国に知られた。

境内

社殿

摂末社

摂社

  • 若宮神社
  • 見目神社

末社

  • 船寄社
  • 飯神社
  • 酒神社
  • 第二社
  • 小楠社
  • 大楠社
  • 天神社
  • 聖神社
  • 第三社
  • 幸神社
  • 伊豆魂神社

祭事


文化財

国宝

  • 梅蒔絵手箱(工芸品)

重要文化財(国指定)

建造物
工芸品
  • 太刀 銘宗忠
  • 短刀 表に三島大明神他人不与之 裏に貞治三年藤原友行の銘あり(昭和23年(1948年)盗難)
  • 脇指 銘相模国住秋義 伊豆三島大明神奉拝佐藤松千代貞成
書跡
古文書
  • 三嶋大社矢田部文書 592通

天然記念物(国指定)

静岡県指定文化財

  • 三嶋本日本書紀(典籍) - 国指定重要美術品
  • 田祭・御田打ち神事(無形民俗文化財)

三島市指定文化財

  • 舞殿、神門(建造物)
  • 三四呂人形 2躯(工芸品)
  • 三嶋大社の社叢(天然記念物)

現地情報

所在地
営業時間
  • 参拝は夜間も自由に行うことが可能であるが、境内駐車場の利用や社務所・売店等の営業時間は通常、朝8時30分頃から夕方5時頃までとなっている。
付属施設
宝物館
  • 宝物館
    • 開館時間:午前9時〜午後4時30分(※入館受付は午後4時まで)
    • 拝観料:一般500円/大学生・高校生400円/小中学生300円
    ※詳細は「公式サイト」を参照
交通アクセス
  • ※ただし、大晦日から正月三が日、および三島夏祭り期間中(毎年8月15日 - 8月17日)は、境内駐車場は閉鎖(観光バスのみ利用可)。この場合は、周辺の駐車場を利用する。
  • レンタサイクル
    • かわせみ号 - 三島駅南口観光案内所・三嶋大社駐車場・広小路駐輪場の3ヶ所での乗り捨て可能。

脚注

  1. ^ 現在も、白浜海岸には伊古奈比咩命を祀る伊古奈比咩命神社がある
  2. ^ 淡島神社和歌山県和歌山市)の祭神が波利干女(ハリヒメ)とされるため、針に通じるとして針供養と淡島さまを結びつけたとされる民間信仰
  3. ^ 大祓式では、紙の人形で自身を撫でて、身に付いた罪・穢れを人形に託し、身代わりに祓い清める儀式を行う。次いで、祓戸神社前の鳥居に設けられた茅の輪をくぐりながら、「水無月の夏越の祓いをする人は千歳の命延ふというなり」という和歌を唱えるのが、セオリーである。
  4. ^ 加茂川神社祭神(お天王さん)
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関連図書

関連項目

外部リンク