名鉄モ600形電車 (2代)

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第11回(1971年
ローレル賞受賞車両

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モ600形電車(も600がたでんしゃ)は、名古屋鉄道美濃町線で使用されていた車両である。

美濃町線関駅に停車中のモ600形606号車
美濃町線美濃駅跡に展示されているモ510形512号(左)とモ600形601号(右)
美濃町線津保川鉄橋を行く600形

概要

1970年、同線の列車を新岐阜駅(現在の名鉄岐阜駅)へ直通させるために、600Vと1500Vの2つの電圧の区間を直通可能な複電圧車両として建造された。(詳細は名鉄田神線名鉄美濃町線を参照)

外観は、車体幅が狭い上に両端の幅をさらに絞った構造のため、実際以上に細く見える。走行装置に600V鉄道線車両のものを再利用したため、床が高かった。その形状から「馬面電車」と呼ばれることもあった。客室内は1人がけ+2人がけの転換式クロスシートで、室内中央を境に左右逆にして配置してあった。屋根上には冷房の室外機のようなものが数多く並べられていたが、これらは床下に搭載するスペースがなく屋根に追いやられた抵抗器で、本形式は冷房車とはならなかった。性能面ではモ510形の2個モーター仕様で、HL制御であった。

6両が製造され、新岐阜駅-新関駅間などの列車の主力となったが、2000年に新型車モ800形が導入されると、これと入れ替わりに5両が廃車され、モ606のみ予備車として2005年の美濃町線全廃まで残った。なおそのうちモ601は、旧美濃駅に展示されている。

製造当初は、美濃町線内で急行運転や連結器を用いての2両連結運転も行っており、赤の車体に一時白帯を巻いていた。しかし後に急行が廃止されて普通のみとなり、1両での運行が増えた。モ606は、廃車直前にはその白帯を再び復活させて走行していた。

関連項目