熊本市交通局0800形電車

熊本市交通局0800形
Kumamoto City Tram 0801AB 5.png
0801AB(九品寺交差点電停)
基本情報
製造所 新潟トランシス(電気品は三菱電機
主要諸元
編成 1両編成(2車体連接車)
軌間 1,435
電気方式 直流600V、架空電車線方式
設計最高速度 45
起動加速度 2.5
減速度(常用) 4.68
減速度(非常) 5.04
編成定員 82(座席30)人
編成重量 25t
全長 18,400
全幅 2,400
全高 3,407mm
パンタ折り畳み高さ3,745
台車 ボルスタレス/ゴムばね式台車
主電動機 三相誘導電動機
BAZu3650/4.4形 (100kW)
歯車比 6.786
制御装置 VVVFインバータ制御(IGBT素子
制動装置 回生発電併用全電気ブレーキ、ばね作用油圧ディスクブレーキ電磁式レールブレーキ
備考 出典:鉄道ファン 2009年8月号付録、2009年6月号
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熊本市交通局0800形電車(くまもとしこうつうきょく0800がたでんしゃ)は、熊本市交通局(熊本市電)の路面電車車両。この形式名は、熊本市電における形式命名の慣例(製造初年の西暦下2桁に00を付けたもの)による。

概要

新潟トランシス製のブレーメン形超低床電車。1台車のみの車体を2つ繋げた、連接構造の車両である。0801AB (0801A-0801B) と 0802AB (0802A-0802B) の2両が導入され、うち0801ABは2009年4月1日のダイヤ改正から営業運転を開始した。熊本市電は1997年から日本初の超低床電車9700形を導入しており、2009年の時点で同形を5編成保有・運用しているが、本形式はそれに続く、熊本市電における2形式目の低床車である。熊本市電の新車購入は8年ぶり、新形式は12年ぶりとなる。

車体は長さ18.4m、幅2.4m、高さ約3.4m(パンタグラフ除く)。車体幅が広くなり、1両あたりの定員は82名(着席定員30名)と、9700形の76名から6名分増えている。出入口部分の床面高さは路面から300mm、車内の通路部は360mm。従来のようなバックミラーはなく、カメラからの映像が運転席の画面に映るようになっている[1]。乗降口は片側に2つあり、扉の幅は1250mm。A車(上熊本駅前・田崎橋側)には車椅子用スペースが1台分設けられている。塗装は白と、肥後椿をイメージした赤紫で、正面の窓下に紺色が入る。

0803AB「COCORO」

2014年に、熊本市電開業90周年記念事業の一環[2]として、5年ぶりの増備車となる0803AB(0803A-0803B)が増備された。愛称を「COCORO」とし、同年10月3日より運行を開始した。

JR九州などの熊本県内の鉄道車両や設備のデザイナーとして知られる水戸岡鋭治がデザインを担当している。

外装は、ヘッドライトを従来車より大きくし、熊本城の城壁をイメージした[3]濃茶メタリックの塗装に金色のシンボルマークロゴを配している。ハート3つを連ねたシンボルマークは、「水・緑・情熱」を表しているとしており[4]、「わくわく都市くまもと」のシンボルマーク[5]に由来している。

内装は、座席や床などに木材(メープルウォールナット)を使用し「森と水の都くまもと」を表すとしている[6]。車内設備として、テーブルやドリンクホルダーが設置されている。

関連項目

0800形は、以下の3形式とほぼ同じ車体を使用している。

脚注

  1. ^ 熊本市電の〝新しい顔〟新型超低床電車お披露目 - くまにちコム(熊本日日新聞) 2009年3月18日
  2. ^ おかげさまで 熊本市電90周年(大正13年8月1日開業) - 熊本市交通局 交通局からのお知らせ 2014年8月1日]
  3. ^ 工夫がいっぱい新型熊本市電 園児招き内覧会 - くまにちコム(熊本日日新聞) 2014年09月12日
  4. ^ 水戸岡鋭治からのプレゼント まちと人を幸福にするデザイン 公式ガイドブック(熊本市現代美術館 2014年)
  5. ^ 「わくわく都市くまもと」について - 「わくわく都市くまもと」熊本シティブランドWEB
  6. ^ 熊本市電:超低床車両「COCORO」出発進行 熊本 - 毎日新聞 2014年10月04日

外部リンク