音戸の瀬戸

音戸の瀬戸公園から望む
ツツジの時期の音戸大橋

音戸の瀬戸(おんどのせと)とは広島県呉市(警固屋)にある本州倉橋島(呉市音戸町)の間に存在する海峡のことである。幅はわずか90m程度しかなく潮の流れが速い。広島市松山市を結ぶ定期船が運航するなど、船舶の往来が激しい海域でもある。また音戸の瀬戸には日本一短いとされる航路(音戸の渡し船)が就航されており一日2~300人が利用している。また、ツツジで有名な音戸大橋がかかっている。橋については、2本目の建設工事も始まっている。

伝承

この海峡は、平安時代日宋貿易のために平清盛1167年、開削したといわれている。伝承によれば一日で工事を完了させるために夕日を招き返したという伝説がある。そのため平清盛ゆかりの土地であることから、音戸の瀬戸には清盛塚が祭られているほか、音戸の瀬戸開削800周年を記念して建立された「日招像」は平清盛の立烏帽子直垂姿の銅像であり、日没の方向に扇を向けて立つ姿になっており、現在も海上交通の安全を見守っているという。ただし、近年の地質調査では、清盛の時代より遥か以前から、この海峡には船舶の航行に十分な水深があり、呉側と音戸側が地続き、あるいは浅瀬で結ばれていたと考えられる証拠は存在しないとされている。

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