馬王堆漢墓

馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)は、中国湖南省長沙市東郊の東屯渡郷で発見された前漢長沙国丞相軑侯利蒼とその妻子の墓である。湖南省博物館中国科学院考古研究所が1972年に1号墓を、1973年から1974年初頭にかけて2号墓と3号墓を発掘した。1号墓が利倉の妻の辛追の墓、2号墓が利倉の墓、3号墓が利倉の子の墓とされる。1号墓からは保存状態の良い女性の遺体が発見され、3号墓からは大量の帛書が発見された。3基の墓から合わせて3000件あまりの価値の高い文物が出土している。この発見は1972年の中国十大考古発見のひとつに列せられた。出土した文物は湖南省博物館に運びこまれ、博物館内に馬王堆漢墓陳列館を設けて展示している。

馬王堆帛書

3号墓から『周易』『春秋事語』『戦国縦横家書』『老子』『刑徳』『五星占』『五十二病方』『養生方』などの帛書の文献が発見され、漢初の思想や科学・医学を知るテキストとして研究が進められている。